金沢大学附属病院,総合診療共創センターを新設

掲載日:2025-10-3
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 金沢大学附属病院は,厚生労働省「令和7年度 総合的な診療能力を持つ医師養成拠点の形成事業」(※)に採択され,令和7年10月1日(水)に従来の総合診療部を改組し,「総合診療共創センター」を開設しました。本センターは,診療部門の「総合診療科」と,教育?研究部門の「NOTO ラボ」から構成されます。
 総合診療科では,「どの診療科を受診すれば良いかわからない」診断に難渋する患者さんを地域の医療機関からご紹介いただき,専門分野にとらわれない包括的な診療を行います。また,専門医の指導の下で医学生?研修医も診療に参画しやすい環境を整備し,次世代の総合診療医の育成を推進していきます。
 NOTO ラボでは,能登北部など医療体制の強化が課題となっている地域の医療機関と連携を深め,地域と金沢大学が一体となって総合診療医の育成と地域課題の解決に資する研究が推進できる体制を構築します。
 
?「共創」という名称には,病院だけでなく地域の医療機関や行政,市民と力を合わせ,未来の地域医療を築いていくという思いが込められています。総合診療共創センターは,本事業を通じて総合診療医の養成拠点としての機能を果たし,持続可能な地域医療の実現に向けて尽力していきます。

金沢大学附属病院 総合診療共創センターWebサイト

※総合的な診療能力を持つ医師養成拠点の形成事業
地域において幅広い領域の疾患などを総合的に診ることができる総合診療医を養成?確保するための拠点を整備し,一貫した指導体制のもと,卒前教育から専門研修やその後のキャリアパスの構築等を継続的に行うことにより,地域医療の現場に総合診療医を確保することを目的とする厚生労働省の事業です。

  • 総合診療医の育成を推進,能登北部地域との連携強化にも貢献
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